2020年9月、台風10号により九州地方で約47万5910戸が停電。
しかしそんな中、長崎県東彼杵郡東彼杵町にお住まいの坂本さん(仮名)は、スマートスターLを導入し、グリッドシェア(AI)サービスに加入していたことで、災害による急な停電にも関わらず、停電時も普段通り電気をご使用いただけました。
当時の様子をお聞きしましたので、ご紹介しましょう。
台風で停電発生!坂本さん宅だけ電気が付き、近隣住民に不思議に思われた
坂本さんがお住まいの地域では、2020年9月7日の明け方4時頃から停電が発生したそうです。まず当時の様子からお聞きしました。
―お住まいの地域について、当時台風の様子はいかがでしたか?
坂本さん:台風が通ったときは、風の音が怖くて寝ることもできないほどでした。明け方4時ごろに停電も発生したようで、周りの家や外灯、避難所まで真っ暗になっていたんです。
でも私の家だけは明かりがついていて、近所のお寿司屋さんから「なんで電気がついていたと?」と不思議そうに聞かれましたね。そのお寿司屋さんは、電気が切れたことで冷蔵庫の中がどうなることかと心配されていました。
―これまでも停電されたことはありましたか?
坂本さん:3年前に引っ越してきたのですが、毎年停電していまして……。昨年は丸2日停電しました。やっぱり今年もかと思いましたね。スマートスターLは他社品と比較して停電にとても強く、高性能だということは購入時に自分なりに調べていたので、こんなときにスマートスターLが稼働してくれることを期待していました。
スマートスターLは停電時にどう作動した?
―スマートスターLは停電時にどうなりましたか?
坂本さん:停電が発生して、いきなり家の中が真っ暗にはなったのですが、警告音が鳴った後、すぐに家中の電気が付きました。そしてスマートスターLが停電モードに切り替わって放電を開始したのを確認しています(※)。
※蓄電池が停電を検知すると、自動で約10秒後(施工時の設定により遅延可)に停電モードへ切り替わり、自動でスマートスターLから放電を開始いたします。
グリッドシェア(AI)サービスの「気象警報自動検知機能」が活躍!
―坂本さんはグリッドシェア(AI)サービスに加入しており、気象警報自動検知機能(※)を有効設定されていましたが、有効を選択されていたのには何か理由がありますか?
※気象警報自動検知機能とは、グリッドシェア(AI)サービスの一つで気象庁の発令する「気象特別警報」或いは「気象警報」といった災害警報をお客さまのお住まいの地域ごとに蓄電システムが検知する機能です。気象特別警報・気象警報を検知した場合、災害による停電に備えてお客さまの蓄電システムを自動でバックアップモードに切り替え、充電を開始いたします。本機能をご利用いただくにはグリッドシェアサービスへのご加入が必要です。
坂本さん:今は設置したばかりなので、スマートスターLの設定を気にしてエネルギーモニターをよく見ていますが、そのうち意識しなくなるだろうなと考えたんです。設定変更を忘れないように、いまのうちに有効にしておこうと思いました。私は運送会社に勤めていて、家にいない日が多いんです。でもこの機能があれば、スマートスターLを誰かが操作しなくても、警報が出たら自動で充電を開始してくれます。これなら家族を残しても、安心して仕事に行けます。
停電でもスマートスターLがあったことで電気を使えた感想は?
―坂本さんにとって、停電になって特に困ることは何ですか。
坂本さん:うちはトイレが全自動なので、水を流すレバーもありません。電気が使えないと、トイレも流せないんです。それに前の年は、冷蔵庫、お風呂、IHコンロが使えずとても困りましたね。テレビも見れませんでしたし。
―今回の台風でスマートスターLが稼働し、どんなことが良かったですか?
坂本さん:今年は停電中でも家電がすべての部屋で使えて、テレビで台風情報も確認できたので困ることがありませんでした。
あんな大きな台風がきても、スマートスターLのおかげで電気を使えたことで少しは不安がなくなりました。当時はとても助かりました。
―この度はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
停電時に強さを発揮する「スマートスターL」の機能紹介
坂本さんがお使いいただいているスマートスターLが、どう停電に強いのか最後にご紹介しておきましょう。
停電時でも家中の電気が使える
一般的な蓄電システムは特定負荷型といって、あらかじめ決められた部屋のコンセントしか使えません。スマートスターLは、全負荷型で家中のコンセントが使えるので停電時も普段通り電気をお使いいただけます。
停電中でもエアコンやエコキュート、IH機器が使える
一般的な蓄電システムだと200V出力を要する家電製品が利用できないことがあります。しかし、スマートスターLは200Vの出力に対応しているため、エアコンやエコキュート、IH機器類を停電時にもいつもと変わらずご使用いただけます。
停電時でも太陽光発電が稼働する
一般的な蓄電システムだと設置した太陽光の容量に関係なく、停電時に自立運転出力の1.5kWまでしか使用できません。一方、スマートスターLは独自のシステム制御により停電中であっても太陽光の機能を維持させたまま、通常通り稼働させることができるため、発電した電気を家庭内で使用でき、さらに余った電気はスマートスターLに充電することができます。
新サービス「気象警報自動検知機能」
「気象警報自動検知機能」を有効にしておくと、お住まいの地域での気象特別警報・気象警報を検知した場合、災害による停電に備えてお客さまの蓄電システムを自動でバックアップモードに切り替え、充電を開始いたします。2020年6月に追加された新機能ですが、リリース直後から多くのお客さまにご利用いただいており、2020年7月に熊本県を襲った豪雨の際も、警報が発令された地域に設置された200台以上のスマートスターLが警報を検知し、急な停電に備えて自動で充電を行いました。
近年日本では、大型の台風が毎年のように訪れ、大規模停電も多く発生しています。そのようなときにあると心強いのが、スマートスターL。今回インタビューした坂本さんも、実際に台風による停電を経験し、停電時におけるスマートスターLの機能の高さを実感されておりました。
これからの時代に必要な災害時の備えとして、ぜひスマートスターLをご検討ください。